便利なLinkedIn: (1)ミーティング編

米国にあって日本には無い便利なものは色々あると思いますが、その一つがLinkedInの様なビジネスパーソン向けのSNSだと思います。

シリコンバレーに来るまで私はLinkedInを使ったことがありませんでした。特に使う意義を感じなかったのです。しかし、使い始めてみると、これが非常に役に立ちます。いまはこれが無くなったら非常に困るぐらいに思っています。

今日のエントリでは、LinkedInの使い方を少し紹介してみたいと思います。

ミーティング相手の経歴を事前に調べる

私は、よく、ミーティングする際に相手のプロフィールを事前にLinkedInで調べます。
LinkedInのプロフィールページはオンライン履歴書のようなもので、その人の経歴がかなり詳細な形で載っていることが多いです。プロフィールページを見れば、その人がどういったタイトルを持っているのかとか、この業界でどれぐらい働いているのかとか、どういったバックグラウンドなのかとか、そういったことがわかります。
こういった情報を元に、相手にはどういった情報を出すべきかとか、自分としては何を目的として会議に望むべきかとか、そういった作戦を考えることにしています。

ミーティング後に繋がることで、先方に覚えてもらいやすくなる

会議で一度しか会っていない人に自分のことを覚えておいてもらうというのは、誰にとってもなかなか大変なことだと思います。

しかし、お会いした後にLinkedInで繋がっておけば、その後全然会わなかったとしても、LinkedInで定期的にステータスのアップデートを通知しているので、その人に自分の情報を定期的に伝えることが可能になります。これは、自分のことを覚えてもらう確率を大きく上げてくれると思います。

実際、半年前に会議で一度だけお会いした人に違う場所でばったり会った際に、「あっ君ってLinkedInで繋がってる人だよね?」と言われたことがあります。

E-mailで上記のような通知を送ると言う手もありますが、LinkedInの方がより自然に送れますし、何より多くの知り合いにまとめて通知ができます。大勢に効率よくやるのなら、LinkedInの方が断然優れたやり方だと思います。

なお、米国のIT業界では、ほとんどの人がLinkedInのやり方に慣れていますから、たとえ一度しか会議したことが無い人でもLinkedInでinvitationを出すのは失礼にあたらないという雰囲気があるように感じます。