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Storage Magazine Product of the Year - 多数のSSD製品がノミネート

技術

先日、Storage magazineのプロダクト・オブ・ザ・イヤーのファイナリストが発表になりました。この賞はストレージ製品のトレンド把握によいので、ご紹介したいと思います。企業向けストレージ製品が対象でコンシューマー向けでは無いのでご注意ください。

Enterprise data storage 2009 Products of the Year finalists

ファイナリストの顔ぶれを見てまず感じたことは、SSD(Solid State Drive)関連製品が随分と選ばれているなということです。

Disks and disk subsystems、Storage networking部門ではSSD関連製品が約半数

Disks and disk subsystems部門を見てみると、全部で9社ノミネートされていますが、そのうち5社はSSD関連です(SSD製品、もしくは主な選考理由がSSD関連)。また、Storage networking equipment部門も、6社中2社がSSD関連で選ばれています。

この2部門を合わせると15社中7社がSSD関連と言うことで、約半数です。今回、SSDが非常に注目を浴びていることがわかります。

以下、これらの7製品をカテゴリに分けつつ簡単に見てみたいと思います。

カテゴリ1: Solid State Drive or Card

まず、純粋なSSD製品(ドライブ、もしくはカードという意味です)が三つ挙げられています: Fusion-ioのioDrive、Pliant TechnologyのLightning、そして、Texas Memory SystemsのRamSan-20です。

このうち、ioDriveとRamSanはインタフェースにPCIe(PCI-express)を使ったタイプです。PCIeインタフェースの製品はSATA/SASインタフェースの製品よりも性能面で優れているという特徴があり、最近注目を浴びています。三社中二社にPCIeタイプを選出していることから、PCIeの方により注目が集まっているという感じが読み取れます。

なお、PCIeがSATA/SASよりも優れているということではなく、SATA/SASだけが持つメリットというのもあります。このあたりは、先日JTPAで講演した際に簡単にまとめさせて頂いたので、そちらを参照頂けると幸いです。

カテゴリ2: SSD・HDDのハイブリッドストレージ

次に、SSD・HDDのハイブリッド構成をとれるストレージ製品について見ていきたいと思います。この分野では、3社選ばれています: Avere SystemsのFXT Series、Sun MicrosystemsのUnified Storage System、そして、NetAppのPerformance Acceleration Module (PAM) IIです。

これらの製品では、ストレージ製品の内部でSSDとHDDをハイブリッドで持つことができます。ハイブリッドにする狙いは、アクセス頻度の高いデータだけをSSDにうまく配置したりすることで、少ないSSD容量でもSSDの性能改善をデータ全体に適用するということです。

SSDは容量単価が高いことが普及への壁ですが、このようにハイブリッド構成にすることで、ずっと導入しやすくなります。そのため、このようなハイブリッド化の技術はストレージ装置へのSSDの普及を後押しすると考えられています。

カテゴリ3: SSDによるキャッシュ装置

最後に紹介するのはDataramのXcelaSANで、なかなか面白い製品です。サーバーと既存のストレージ装置の間に入るSSDキャッシュ装置で、既存のストレージ製品の性能を改善することができます。カテゴリ2と同じくハイブリッドを構成するわけですが、色々なストレージ装置に適用できるところにメリットがあります。

以上、ノミネートされたSSD関連製品について簡単に紹介してみました。参考になれば幸いです。