読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

ガートナーのソーシャルソフトウェアに関する5つの予測――2014年、e-mailに引導が渡される

市場

ガートナーが先日、ソーシャルソフトウェアに関する5つの予測を発表しました。とても面白いので、今日はそれをご紹介したいと思います。
以下、一つずつ引用していきます。

By 2014, social networking services will replace e-mail as the primary vehicle for interpersonal communications for 20 percent of business users.
(拙訳) 2014年までに、ソーシャルネットワーキングサービスは、20%のビジネスユーザにとってe-mailに変わる人と人の間の主要な通信手段になるだろう。

e-mailからソーシャルネットワーキングサービス(SNS)というのは自然な流れの様に感じますが、2014年という数字を出されてみると迫力がありますね。長い間、嫌われながらも(?)コミュニケーションの主要手段であり続けたe-mailに、ついに引導が渡されるときが来るわけです。

この要因としては、SNSだとe-mailよりも効率的にコミュニケーションできることが大きいでしょうか。Twitterを例に出すと、私は使用歴は短いのですが、その短い間に何人もの方と繋がって既にメッセージをやり取りしています。e-mail文化では考えられない手軽さ、スピードでビジネス面での知人が増やせている感じがしています。

By 2012, over 50 percent of enterprises will use activity streams that include microblogging, but stand-alone enterprise microblogging will have less than 5 percent penetration.
(拙訳) 2012年までに、50%を超える企業がマイクロブログなどのアクティビティ・ストリームを使うだろう。しかし、スタンドアロンの(企業内に閉じた)マイクロブロギングの採用は5%以下に留まるだろう。

Twitterの様なマイクロブロギングは世界のみんなと新たに繋がっていく過程がとても面白いので、企業内に閉じてしまったら、その面白さがやっぱり出せないでしょうか。私も似たような考えを持っています。

Through 2012, over 70 percent of IT-dominated social media initiatives will fail.
(拙訳) 2012年までは、ソーシャルメディアのプロジェクトをIT部門が引っ張った場合、その70%以上が失敗するだろう。

これは示唆に富んだ指摘だと思います。
Twitterのようなソーシャルメディアツールを使いこなすために必要なのは、コミュニケーション力・人間力であって、決してITリテラシーではないと。e-mailなどの今までのコミュニケーションツールのようにIT部門に任せておくと、失敗するぞ、気をつけろ、と。

Within five years, 70 percent of collaboration and communications applications designed on PCs will be modeled after user experience lessons from smartphone collaboration applications.
(拙訳) この5年の間に、PC向けにデザインされたコラボレーション・コミュニケーション用のアプリの70%が、スマートフォンの使用から得られた知見をベースにリモデルされるだろう。※訳に少し自信なし

iPhoneの様なスマートフォンが、コラボレーション・コミュニケーションのアプリケーションを変革していくと。Evernoteの様な、色々なデバイスからアクセスすることが前提というアプリケーションがどんどんと増えていくと言うことでしょうか。

Through 2015, only 25 percent of enterprises will routinely utilize social network analysis to improve performance and productivity.
(拙訳) 2015年までは、ソーシャルネットワーク分析を日常的に使って業績や生産性を改善できるような企業は、25%に留まるだろう。

ソーシャルネットワーク分析は非常に可能性がある分野だとは思いますが、使いこなすのが難しいとガートナーは見ているようですね。プライバシーや秘密保持的な問題などが指摘されています。

以上、五つの予測を紹介しました。ご興味のある方はぜひ本文を参照頂ければと思います。