2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

アナリスト評価に一喜一憂する米国ベンダ

私は、米国でITインフラ製品を担当していますが、米国市場の特徴の一つに「アナリストの影響力が非常に強い」ということが挙げられます。そのため、米国市場のマーケティングチームにとっては、アナリスト・リレーションズ(アナリストとの関係管理)が非常…

発言しないと会議に呼ばれなくなるアメリカ

渡辺千賀さんのブログで、以下の話を見ました。 仕事のプロになりたかったら | On Off and Beyond 会議でわからないことがあったら、その場で必ず聞く。これは徹底して欲しいあるですよ。 私も、「わからないことがあったら必ず聞く」ということは非常に重要…

2010年クラウドバブル崩壊説について考えてみる

今朝、Twitterを見ていて気になったつぶやきがこちら。もうすぐクラウドのバブルが崩壊するぞ、というつぶやきです(発言者は米国ESGグループのアナリストです)。 @stevedupe: The Great Cloud Collapse is coming - just like the Silly SSP demise of a d…

人気エントリが生まれる際のTweetの増え方を分析してみた

先日、幸運にも、私のブログで一つ人気エントリが生まれました。AVATAR製作時、その超巨大データはどのように大陸間転送されたか? - Wataru’s Blog現時点で、167 Tweets、151 Bookmarks (Hatena) となっています。こんなにTweetして頂いたのは初めてで、嬉…

GoogleがMapReduce特許を取得。Googleは用途についてコメントせず

本日朝にWebを巡回していたら入ってきたニュースがこちら。 "USPTO Grants Google a Patent On MapReduce"何と、GoogleがMapReduceの特許を取得とのこと。MapReduceは、論文が発表され、更にオープンソースクローンであるHadoopが既に世に出ているので、この…

Storage Magazine Product of the Year - 多数のSSD製品がノミネート

先日、Storage magazineのプロダクト・オブ・ザ・イヤーのファイナリストが発表になりました。この賞はストレージ製品のトレンド把握によいので、ご紹介したいと思います。企業向けストレージ製品が対象でコンシューマー向けでは無いのでご注意ください。Ent…

競合他社からTwitterで突っ込みが入る時代に

近ごろ、企業のマーケティング担当者の多くはTwitterアカウントを持っていて、アナリストやプレス、そして顧客に情報発信をしています。Twitterは、優れた双方向コミュニケーション性などいろいろな長所を備えており、マーケティングツールとして今後も広が…

米国社員が匿名で選んだベスト50企業−アップル社員のジョブズ支持率は驚異の91%

Glassdoor.comというサイトを知っていますか?実際の社員たちから匿名で集めた、給与レンジや会社内情に関する情報を見ることができるサイトです。その名の通り、会社の内情をガラス張りにする、会社側にとっては脅威のサイトと言えるでしょう。

HPとMicrosoftの提携について考えてみる―なぜ業界は垂直統合へと向かうのか

HPとMicrosoftが大規模な提携を発表しましたね。(TechCrunch, Agile Catなど)提携の内容は各種メディアを参照頂くとして、ここではこの提携に関しての私なりの考察を少し述べさせて頂きたいと思います。

クラウドストレージを売る秘訣 「クラウドと言う名前を製品に付けるな」

本日は、クラウドストレージサービスビジネスを提供するまでのステップ(Steps to building a cloud storage services business) という記事をご紹介したいと思います。ステップは全部で5つあって、表題の件はStep 5に書かれています。

JTPAギークサロン12月講演資料―SSD、重複排除のトレンドを解説

JTPAの12月のギークサロンで講演させて頂いたのですが、そのときの資料を、今更ですがSlideShareにアップしました。 題は、ちょっと大袈裟で恥ずかしいのですが「次世代ストレージシステムを語る」です。 ストレージ業界で、いま最もホットな新技術として重…

Amazonクラウドへのファイル高速転送

昨日のAVATARのエントリでご紹介した、WAN越しにファイルを高速転送することができるAspera社のFASPですが、Amazonクラウド向けに使える製品「Aspera On-Demand for AWS」というのがあるようです。簡単に調べてみたので、以下、概要を書いてみます。FASPの性…

AVATAR製作時、その超巨大データはどのように大陸間転送されたか?

3D映画として現在大ヒットを飛ばしているAVATAR。私の周りでも凄く話題になっていて、IMAXを持つ映画館に近いうちに見に行きたいと思っています。本日は、AVATAR製作時に使われたITシステムの話を、ご紹介したいと思います。 34ラックという、驚きの超巨大シ…

WAN Optimization for Cloud Computing

WAN Optimization(WAN最適化)ベンダのRiverbedが、面白い製品を開発しています。通常、WAN最適化というのは、WANの両端にWAN最適化アプライアンスを置いて、その間でDeduplication、圧縮、キャッシング、プロトコル最適化などを行うことで、WANの使用量を減…

便利なLinkedIn: (1)ミーティング編

米国にあって日本には無い便利なものは色々あると思いますが、その一つがLinkedInの様なビジネスパーソン向けのSNSだと思います。シリコンバレーに来るまで私はLinkedInを使ったことがありませんでした。特に使う意義を感じなかったのです。しかし、使い始め…

緻密なビジネスプランを作るメリットとは

こちらで事業を企画した際に驚いたことの一つに、ビジネスプランをかなり緻密に作るということがあります。顧客の購買モデル、セールスマンのノルマ、マーケティング予算、サポート購入率、為替レートなどなど、事業を構成するあらゆる要素において、細やか…

米国で優秀なトップ人材を雇う利点とは: (3)業界関係者の注目度向上

マーケティング面の利点について今回は述べてみたいと思います。それは、業界関係者の自社への注目度を高めることができる、という点です。なぜ注目度を高めることができるのか?その理由は、優秀なトップ人材は業界関係者から動向を注目されているからです…

米国で優秀なトップ人材を雇う利点とは: (2)優秀な人材を素早く集められる

米国で優秀なトップ人材を雇うことの利点として次に挙げられるのが、「優秀な人材を素早く集められる」ということです。以前ブログに書いたように、最初に優秀な人材を集めるのは事業立上げの大きなポイントの一つなので、これは非常に大きなメリットになり…

米国で優秀なトップ人材を雇う利点とは: (1)大規模な成功を目指せる

渡辺千賀さんが「アメリカで事業を始めるシリーズ」をブログで連載されていますが、その第一回目のエントリにて、米国で優秀なトップを雇うことの重要性が力説されています。 「アメリカでの事業立ち上げでは、まずはスーパー優秀なトップを雇う」 というこ…