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プライマリストレージの重複排除(2)

技術

米Exarが2009年に買収した米Hifnの「BitWackr」を使った製品が日本で発表されました。
ニュース - プライマリ利用も可能な重複排除ストレージ、ベル・データが10月販売:ITpro

アクセラレータ・カードとして,米Exarが2009年に買収した米Hifnの「BitWackr」を搭載している。同カードは,Windows Server上で稼働する専用のソフトウエア(デバイス・ドライバその他)とセットになっており,Windows Serverからのローカル・ストレージ利用に対してアクセス透過的に,重複排除機能と圧縮機能,シン・プロビジョニング機能を提供する。

BitWackrは今年の春のSNWで発表になっていた製品です(参考記事)。スループットは30〜40Mバイト/秒と他の重複排除製品と比べると低めです。しかし、この性能値はランダム書き込み時のスループットということで、他の製品のスループット値と単純に比較することはできなさそうです(他の製品ではシーケンシャル書き込み時のスループットが使われていると思います)。ランダム書き込み時のスループットは、プライマリ用途の重複排除のための新しい指標になってくるかもしれません。
以前、NetAppとOcarina Networksのプライマリストレージ向け重複排除技術を紹介しましたが、この製品はそれらとはターゲット顧客が異なり、もっと購入しやすさ(価格のお手ごろ感)、使いやすさにフォーカスした製品という印象を受けました。


日本語の分析記事も出ているようですね。
ストレージの注目技術「デデュープ」をプライマリディスクに用いるのはチャレンジだ - Blog on Publickey

ただし本当に顧客が納得するような性能と信頼性が達成できるのかが、これから試されます。
そしてそうした顧客からの信頼を得られたとすれば、仮想化やそれをベースにしたクラウドの基盤ストレージには、デデュープが標準搭載され普及していく可能性が高くなりそうです。

この点は面白いところですね。コスト削減にダイレクトにつながる重複排除技術はクラウド事業にとても合うと思います。米国だと既に提携例が出てきています。